去年の今ごろ・・・

2001年3月31日
ちょうど、年度末。
周りがせわしなかった頃。
バイト先(昨日辞めた)で湯沸しポットが必要になって、電気屋さんに買いに行こうと自転車をはしらせた、私。
その自転車は買って二週間ほどの新車。三段階の切り替えもついてて、快調に走っていた。

狭い道から国道へ差し掛かる頃、前方から自転車に乗った男の人が…。
無意識に左へ寄った…のがいけなかった!

自転車の前輪が歩道にできた段差に平行にひっかかり、「やばい!こける!!」と思った私はブレーキをかけた(らしい)。

その瞬間、私は宙を舞い、次に後頭部をガンガンガンッ☆☆と打ち付けた。

目を開けると私は溝の中にいた。
前方から来ていた自転車の男の人が、手を引いて助け出してくれた。
立ち上がろうとすると、「頭売ってるから、動いちゃだめ!」と言われ、そのままじっとしてました。
その人が携帯で救急車を呼んでくれた。
バイト先に電話して、事のいきさつを説明すると、大騒ぎ。「すぐ行くから」と言ってくれました。

救急車を待ってるうちに、人だかりができて、すごい恥ずかしかった。でも頭からはポタポタ血が出てくるし、じっとしてるしかないよね〜。
その中で女の人が一人近寄ってきて、私の頭に手をかざしている。
「???」と思っていると「大丈夫よ。太陽にあてましょうねー。私は今神様とお話してきたのよ」と話し出した…。
ちょっと、怖い。でも、私のために言ってくれてるし…。う〜〜〜ん。

そうこうしているうちに、救急車が到着して、バイト先の人も来てくれました。

その時私は生まれて初めて、救急車に乗ったのです。しかも大した怪我ではありませんでした。
ちょっと切っただけで、頭は血が出るのよね。

その日の午後と翌日は休みました。
確かに、その頃私は「ああ、休みが欲しい…」とか「一回救急車に乗ってみたいな〜」なんて考えていましたが、まさか両方叶うとは…。

バイトに復帰してから、これが笑い話になったのは言うまでもない。

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